日本の大改革
息子も退院して今では元気で走り回っている。どの親でも同じことだが幼い我が子が苦痛に耐えている姿は見るに耐えない。しかし、それにしても今の医術の進歩たるものには目を見張るものがある。昔なら盲腸の手術たるもの腹に10センチくらいの傷跡を残しそれを自慢して歩いていた悪童がいたのだが昨今の手術は内視鏡で行うので本人が言わなければ気付かないほどの3箇所の小さな傷跡しか残らない。もちろん入院する日数も短くなる。男達にとっては学校を長期も休めず腹の傷も自慢することができないのでさぞかし無念なことに違いない。
話は変わり、前回は議員達の人数削減が「復興増税」の大前提と書いたのだが他にも改革しなければならないことがこの国には山のようにある。次は公務員の削減である。やはり国家、地方公務員を含めたすべての公務員の人数と給与の大削減と天下り先の禁止である。民間でできる仕事は民間に委託することで雇用が増え役所がスリム化できると思われる。役所のサービスと民間のサービスには歴然たる「差」があることは彼らを除けば周知の事実。民間は競争社会であるが彼らにはそれが求められていない。ある事業が失敗しようが成功しようが何の責任もとることもない、高々部署替えくらいで給料が減額されることはまずありえない。数十年前の話だが、ある郵便局長が定年となり退職後に3か所の天下り先を得た後の退職金の総額がなんと1億2千万円だったと言う。それも5年の間に。局長時代の退職金も含めると彼の懐にはいかほどの血税が入ったのやら。このばかやろうある飲み会で皆の前でそれを吹聴したと言うから恐れ入る。「君らもこのくらい稼いでみたら」と腹の中で笑っていたことだろう。我々納税者を完全にバカにした態度である。皆でボコボコにしてやればよかったのにと、このときこの席にいなかった私は非常に悔やんでしまった。
(木)晴れ AM9:20