2010年03月06日

時がたてば

 僕は設計事務所をひとりで運営していた。年に1,2件の設計料で家族4人ぎりぎりの生活を営んでいた。
弟への借金の支払いは当時某設計会社のアルバイトが無ければ絶対不可能だった。
このバイトのおかげで家族4人で唯一台湾旅行へ行く事も出来た。その会社の現場監督の若き獅子達はたまに 「かんから」 に来て頂いている。今では彼等もかなりの 「青年」 になってしまった。
 この当時弟の為に使ったお金に対して今更請求する気もサラサラ無いのだが、彼がそれを完全に忘れてしまった事に一抹の寂しさがある。皆借りる時は 「お願い」 と頭を垂れてしまうが、時がたつに連れ完全なる無視の態度を取ってしまう。
 数年前に親しい友人にその行為をとられてからは2度と知り合いにだけはお金を貸せる事を止めた。 「金の切れ目は縁の切れ目」 昔の人はよくぞ言ったものだ。これも経験の積み重ねからでた言葉であろう。

                                  2010年3月6日(土)晴れ



Posted by かんから・カン 店長 at 10:00│Comments(0)
 
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