2010年04月22日

嫌いな人々

 親父は自分のシンカ(人夫)からもよくコケにされていた。
人夫は一癖も二癖もある連中ばかりで、しかも酒癖も悪い。ケンカの席も何度もあった。僕が精神的に鍛えられたのもこの 『修羅場』 をくぐり抜けたからだと思う。
 そして従兄の兄さん(従兄といっても親父の方に年が近い)は特にひどかった。
虫の居所が悪いと親父に所かまわず当り散らす。しかし親父は彼の言っている事が理解できずただ聞いているばかり。
ある時 「三郎スー(親父の事)、とんびがたかを生んだな~」 と言った。僕は無性に腹が立ったが何も反論はしなかった。僕は彼が嫌いで、酒の席に呼ばれても座る事はしなかった。しかし家が狭いものだから嫌でも話は全て耳に入る。親父は理解できなかったが、僕には彼の言っている事が分かるのである。
お互い目くそ・鼻くその世界で酒の席が進んでいく。
嫌いにもかかわらず何故か彼はよく家へ来た。そして親父をバカにしコケにし帰っていくのである。
彼の行動は不思議でならなかった。

                               2010年4月22日(木)晴れ



Posted by かんから・カン 店長 at 10:00│Comments(0)
 
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