2010年07月06日

時代が得たものと失ったもの

 どうにか、こうにか読谷の住宅を完成にこぎつけたのだが、この 『住まい』 が僕の手元を離れると悲しいかなこの両者とも団断絶の状態になってしまった。もう13~14年前の事である。
昨年、読谷の知り合いの先輩の家の落成式 (僕の設計ではない) に招待された時にこの住宅の前を通り過ぎたのだが、やはり 『いい味』 を出しており、のどかな風景に一つだけ光を放っていたのを感じた時には 「こみ上げてくる」 ものがあった。
「闘った甲斐があったものだ」 とつくづく感じさせられた。
 今のようにコンピューターに入力して 『設計』 する事に不思議な 『違和感』 を抱く。
これも 『居酒屋』 を開く原因の一つでもある。
その頃、急激にコンピューターが普及し、手書きで図面で描くのはごく少数であった。
「こりゃ、絶対に建築の質が落ちるなー」 「設計の依頼が少なくなる」 との将来の読みもあったのだが 「自分が果たしてPCを操れるのか?」の疑問はずっと抱いていた。
設計士が建築の話 (空間とか、デザインとか建築の偉人達の話) をしなくなったのもその頃からであった。

                                   2010年7月6日(火)晴れ 31度 



Posted by かんから・カン 店長 at 10:00│Comments(0)
 
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