2012年07月28日
親切なおじさん No-2
急激に体重を落としたので体調はすこぶる悪い、これにわをかけるようにして熱い中の歩け歩けで軽い熱中症で心身消失、その最悪の体調で炎天下での側溝に落っこちた携帯電話との格闘、正確には側溝の「コンクリート製のふた」との格闘である。あきらめようとするが携帯の中にあるデーターのことを考えると踏ん切りがつかない。1時間ほどかみさんと二人でフタと悪戦苦闘していると自転車に乗ったおじさんが「どうしたの」「ここに携帯を落とした」そして彼は自転車を前のほうに止め重量級並みの体をしんどそうに降りるではないか。「このフタなら一人では無理、二人で持ち上げるしかない」「ありがとうございます」二人でフタの耳に互いの利き腕を差し込み持ち上げる。一度目はタイミングが上手く行かず失敗、ぼくより5つくらい年配に見えるのでぼくのほうがどうしても力を入れざるを得ない。2度目は「あきさみようー」と腹の中で雄叫び右手に懇親の力をこめフタを持ち上げる。ぼくのほうが力が勝っていたのだろう、コンクリート製のフタは片流れに持ち上がったではないか。ぼくはかみさんに「今のうちに早くとれ」彼女が携帯を溝のそこから取り出すと同時に右手の力は尽き果ててしまう。携帯は溝に落ちながらも運よく上面がちょっと濡れただけですんだ。親切なおじさんは何事もなかったように自転車にまたがり去って行った。「ありがとうございました」と彼に聞こえるような大声で言う。しかし、彼と出会う前に何台の車が通りすぎたことか皆が見て見ぬふりをしていた。親切はやってもやられてもどっちにしろいいもんだ。その日から数日両手の筋肉に異常をきたしてしまった。もう年なのだろうか、そういえば来月で57になる。ああああああーーーーー。
Posted by かんから・カン 店長 at 19:40│Comments(0)