2013年04月23日

運命的といえるのかな 其のー2

設計事務所の苦難はどうして訪れたのだろうか?僕の稚拙な知識からすれば「パソコン」が設計業務に多大な影響、または革命を与えたのではないかと思う。パソコンが世に出るまでの設計の仕事はまさに手書きで図面を書きこの図面のよしあしが職人的な世界を構築していた。公共的なコンペ=設計競技ともなれば鉛筆で下書きをした上からロットリングなる魔法のようなペンでインキングして図面を役所へ提出していたものだ。このインキングの最中、少しでもインクがはみ出したりにじんだりすると(修正インク、砂けしゴム等で修正できれば別だが)また一から書き直しである。このような貴重な世界を理解できるのはおそらく30代後半の人達だけだろうと思う。まさに手間ひまかけた作品=図面が完成したのである。お断り申し上げておきますがこの図面化する前の作業、設計で一番大切な仕事=どのような建物がこのコンペにふさわしいものかを考える=創作の作業があってはじめて図面が書けることをお忘れのないようにしていただきたい。またまたいつものように前書きが長くなりました。しかしこれを説明しなければお素人集には「PC」の世界がいかに設計業務に多大な「革命」を与えたか、理解できないとの思いからであります。ご存知のように今ではマウスやボタンを押すだけで簡単に効率よく絵が出てくるのですから便利な世の中になってしまいました。イヤ~便利になればどこの企業でも同じことですが人員整理が始まるのは世の常なのです。アトリエ的設計事務所が消滅する影で大手の設計事務所が日進月歩で進化するパソコンを大量導入し大手を振るのは当然の成り行き。この世界でも格差が生まれてしまった。ではなぜに今回のタイトル「運命的といえるのか」そのわけは明日に続きます。ああーしんどかった。



Posted by かんから・カン 店長 at 09:57│Comments(0)
 
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