2014年04月01日
最近の建築と来たら 其のー3
これを書いていいのか悩みつつ、しかし、書かねばならない建築家としての使命感からあえて書かせてもらいます。今回だけは居酒屋の兄ちゃんの仮面を剥がせてもらいます。ごめんなさいN子。偶然にも2日前に従妹夫婦の新築祝いに呼ばれた。以前、引っ越し祝いにオードブルのご注文があり一度は玄関越しに中を見せてもらっていたのだが今回はその住まいの全貌を見せてもらったのだが。その感想はと言うと最悪の仕上げ材である。ドアといい、仏間といい、壁の仕上げ材といい全てがカタログ材で仕上げられており住まいというぬくもり温かみが伝わらないのである。今度高校生になる女の子がいらっしゃるのだが彼女の感性を全て壊しかねない新建材が至る所に使われている。柱や鴨居、敷居がゴムのような、プラッチックのような材料なのである。今までボクがお目にかかったことの無い不思議な感触の材なのである。そりゃそうだ、ボクは杉材や土壁以外の仕上げ材を使ったことが無いから。つまり、住宅の内部の造りを天然のー本物の材ー仕上げ材を使うのか人工的に加工された材料を使用するのかその差はあまりにも大きすぎる。おそらく従妹夫婦がその材を選択したとは思われない。不勉強な設計士が勝手にカタログ誌から選定したのだろうと推測される。施主からすると最悪の環境に一生置かれることになる。もうひとつこれらの材は最初のうちは綺麗なのだが時を重ねるごとに剥がれ落ち汚くなってしまう。しかし木材は時を重ねるうちに手の脂で磨かれ繊細さを増してくる。前回も書いたのだが人間の感性にとっていいのはこれら「天然の材」でしかない。残念なことにこれらを理解しない設計士が多いためこのような劣悪な内部になってしまう。次回に続きます。
Posted by かんから・カン 店長 at 13:25│Comments(0)